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谷地どんがまつり

いま、山形から・・・ 山形の旬だより 雅な林家舞楽(はやしけぶがく)、力強い谷地奴(やちやっこ)、きらびやかな囃子屋台(はやしやたい)。 谷地どんがまつり(河北町)

 毎年9月に行われる「谷地どんがまつり」。今年(平成26年)は9月13日~15日の三日間です。現在の祭形式をとるようになってからすでに350年以上という歴史ある祭りで、国指定重要無形民俗文化財の「林家舞楽」、たくましい振り姿で人々を魅了する「谷地奴」など見どころが盛りだくさんです。

 

親から子へ 林家に代々受け継がれる舞楽
谷地八幡宮

 河北町役場のすぐそばにある谷地八幡宮。その例大祭が谷地どんがまつりです。祭の一日目と二日目に境内石舞台で公演される、林家舞楽の笛や太鼓の音色を指す「オヒャラドンガ」に由来し「どんがまつり」と呼ばれています。 「例大祭とは、分かりやすく言えば神様の誕生日をお祝いし、日頃の感謝を伝えるお祭りです」と説明してくれたのは、谷地八幡宮・権禰宜ごんねぎ林重陽はやししげあきらさん。谷地八幡宮の神職・林家に代々受け継がれる林家舞楽の81代目の継承者です。

昭和56(1981)年に国指定重要無形民俗文化財に指定されました。

「林家の祖先は、大阪の楽人(がくじん)(音楽・歌舞を職とする人)でした。貞観2(860)年に立石寺(山形市山寺)建立の際に舞楽を司るために山形へやってきたと言われています。その後、寒河江市の慈恩寺や、谷地八幡宮の雅楽を司るようになり、現在に至っています」。

楽器の演奏も林家に縁のある一族が担当しています。

 比較的早い時期に地方に下った林家舞楽。そのため、平安中期以降の楽制改革(楽曲や舞踊が日本人好みになっていった)の影響をほとんど受けておらず、古代の様式を多く残しているところが特徴です。

「地方での伝承のため、様変わりしている部分も多々ありますが、本質的には変わらずに伝承されています。大阪・四天王寺や宮中の舞楽と比べてみるのも面白いかもしれません」と林さん。竜笛(りゅうてき)と太鼓を背景に舞う姿は厳かで、一挙手一投足に現代にはない趣を感じます。

 

町のプライドをかけて

3日目にはどんがホール周辺で囃子屋台の競演が行われます。

 町内をにぎやかに練り歩く囃子屋台や谷地奴も、谷地どんがまつりの見どころの一つです。これらの役割は、江戸時代に河北町が分割統治されていた頃の名残で、北部地区・中部地区・南部地区の3地区による1年交代の当番制をとっており、当番の地区は、3年に1度祭典当番として祭りの一切を取り仕切ります。当番の年は、8月末から世代を問わず大忙しで、かつては祭の1週間前から仕事を休んでいたほどでした。

勇壮な奴たちの姿。

囃子屋台については、各地区をより細かく分割した地区ごとに担当しています。大人たちは屋台の制作、子供たちは太鼓や笛などのお囃子の練習のため、毎晩集会場に集まります。「他の地区には負けられない」という意識も相まって、自然と力が入るのだそうです。お囃子は、地区ごとに独自のものが受け継がれていますが、ベースには紅花の舟運により交流のあった、京都・祇園祭(ぎおんまつり)ではやされる祇園囃子の流れを汲んでいると言われています。祭の3日間、町内を巡演します。

 また、見逃せないのが、力強い掛け声と独特の振り唄で練り行く谷地奴。中でも長さ4メートル、重量10kgの大槍を操る大鳥毛(おおとりげ)は圧巻です。祭の2日目、町を練り歩き谷地八幡宮に戻ってくる際に、槍が鳥居にぶつからないように慎重に傾けて境内に入っていく「立て」には毎年、歓声が上がります。今年は14日の14時頃の予定ですので、谷地八幡宮の境内周辺で、たくましい谷地奴たちを待つのがおすすめです。

 

県外の奴たちが一堂に

 谷地どんがまつり最終日に恒例となっているのが、今年で8回目となる「全国奴まつり」です。全国各地の奴行列の保存会から、毎年3団体を招いて行われます。今年は、山田大名行列組合(宮城県気仙沼市)、浜田大名行列保存会(島根県浜田市)、春日若宮(かすがわかみや)おん祭保存会(奈良県奈良市)が参加。谷地奴保存会と共に、それぞれの技を披露します。各県の奴の競演は迫力満点です。

 河北町内が1年で最もにぎやかになる3日間、町に受け継がれてきた文化を堪能してみてはいかがでしょうか。

 

谷地どんがまつり
平成26年9月13日(土)・14日(日)・15日(月・祝)
林家舞楽(場所:谷地八幡宮 境内石舞台)
13日(土)14時20分頃~、19時45分頃~
14日(日)14時30分頃~
※時間は前後する場合があります。
第8回 全国奴まつり
15日(月・祝)
場所:どんがホール広場周辺

 

取材協力・お問合せ

谷地どんがまつり実行委員会 tel.0237-72-3787
谷地八幡宮 tel.0237-72-2149

 


 

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  • 平成26年6月6日公開

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