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再生可能エネルギー導入の取り組み

 山形県企業局は、戦後復興期、高度経済成長を通じ、時代の要請を踏まえながら、60年近くにわたって「水力発電」を展開し、本県電力供給の一翼を担ってきました。

 東日本大震災を契機として、再生可能エネルギーを活用した発電量の更なる増大が求められており、県が平成24年3月に策定した「山形県エネルギー戦略」を踏まえ、自治体による先導的事業(風力発電及び太陽光発電)の実施や、浄水場等への太陽光発電設備又は小水力発電設備の導入など、積極的に事業を展開し、県内の電力供給にこれまで以上に貢献していきます。

 
 再生可能エネルギー概要2
 
 

再生可能エネルギーとは

 自然の営みから半永久的に得られ、継続して利用できるエネルギーのことをいいます。有限でいずれ枯渇する化石燃料などと違い、自然の活動によってエネルギーが絶えず再生、供給され、地球環境への負荷が少ないのが特徴です。具体的には水力、風力、太陽光・太陽熱、バイオマス、地熱等が該当します。

 固定価格買取制度(再生可能エネルギーで発電された電力を、国が定める価格で一定期間、電力会社が買い取ることを義務付ける制度)による導入促進が期待されております。

 
 

中小水力発電の取り組み

 企業局では、60年以上にわたって「水力発電」を展開し、本県電力供給の一翼を担っており、現在、14番目の県営水力発電所として、神室ダムの既存利水放流を利用した『神室発電所』が平成29年度に完成しました。また、更なる水力発電所の開発に向けて、有望地点における測量調査や地質調査、環境調査等の可能性調査を進めています。

 また、水道施設の未利用エネルギーを有効利用するため、平成19年度に『置賜広域水道笹野浄水場』に、平成25年度に『庄内広域水道平田浄水場』に、平成26年度に『村山広域水道天童量水所』および『庄内広域水道鶴岡量水所』に小水力発電設備を設置しました。

 また、市町村、農業団体等が管理する施設の未利用エネルギーを活用した水力発電の導入を積極的に支援していきます。

 
■笹野浄水場 小水力発電設備(置賜広域水道)
 置賜広域水道笹野浄水場と、その水源の一つである綱木川ダムの落差による位置エネルギーを有効利用するため、置賜広域水道の拡張事業に合わせて小水力発電設備を設置し、平成19年8月に運転を開始しました。
 発電した電力は浄水場の所内電力として使われ、浄水場の維持管理費用の低減に貢献しています。
笹野小水力発電設備
設置場所米沢市笹野町地内(笹野浄水場)
最大落差93.9m
最大使用水量0.422m3/s
最大出力196kW
年間発生電力量1,540MWh(一般家庭約460戸の年間消費電力量)
水車横軸ターゴインパルス水車 1台
発電機三相同期発電機 1台
事業費263,219千円
売電方式固定価格買取制度
 
 
■平田浄水場 小水力発電設備(庄内広域水道)
 庄内広域水道平田浄水場と、その水源である田沢川ダムの落差による位置エネルギーを有効利用するため、新たに小水力発電設備を設置し、平成25年6月に運転を開始しました。
 発電した電力は浄水場の所内電力として使われ、浄水場の維持管理費用の低減に貢献しています。
平田小水力発電設備
設置場所酒田市中野俣地内(平田浄水場)
最大落差39.59m
最大使用水量0.208m3/s
最大出力50kW
年間発生電力量368MWh(一般家庭約110戸の年間消費電力量)
水車インライン型プロペラ水車(リング水車) 1台
発電機三相同期発電機 1台
事業費87,871千円
売電方式余剰電力売電
備考詳細はこちらを参照ください
 
 
■天童量水所 小水力発電設備(村山広域水道)
 村山広域水道西川浄水場と、天童市への供給地点である天童量水所の落差による位置エネルギーを有効利用するため、新たに小水力発電設備を設置し、平成27年1月に運転を開始しました。
天童量水所
設置場所天童市貫津地内(天童量水所)
最大落差22.0m
最大使用水量0.226m3/s
最大出力35kW
年間発生電力量256MWh(一般家庭約76戸の年間消費電力量)
水車インライン式リンクレスフランシス水車 1台
発電機三相誘導発電機 1台
売電方式固定価格買取制度
 
 
■鶴岡量水所 小水力発電設備(庄内広域水道) 
 庄内広域水道朝日浄水場と、鶴岡市への供給地点である鶴岡量水所の落差による位置エネルギーを有効利用するため、新たに小水力発電設備を設置し、平成26年11月に運転を開始しました。
 
鶴岡量水所
設置場所鶴岡市高坂地内(鶴岡量水所)
最大落差69.3m
最大使用水量0.39m3/s
最大出力199kW
年間発生電力量1,679MWh(一般家庭約500戸の年間消費電力量)
水車インライン式リンクレスフランシス水車 1台
発電機三相誘導発電機 1台
売電方式固定価格買取制度
備考詳細はこちらを参照下さい
 
 

太陽光発電の取り組み

 企業局では、村山広域水道西川浄水場に試験用の太陽光発電パネルを4種類の高さ・角度で設置し、平成23年12月より実証実験を行ってきました。この実験を踏まえ、比較的積雪が多く日照時間の少ない地域での実証的な取り組みとして、企業局初の大規模太陽光発電所である『県営太陽光発電所』を建設し、平成25年12月25日より発電を開始しました。県営太陽光発電所では、用地を複数のエリアにわけ、3種類のパネルを架台高さやアレイ間隔、基礎構造等が異なる複数の組み合わせで設置し、得られた知見やデータを公表していく予定です。

 また、企業局が運営する浄水場での経費節減や停電時の電源確保を目的として、平成24年度に『酒田工業用水道遊摺部浄水場』の管理棟屋根に太陽光発電設備を設置したほか、平成26年度に『最上広域水道金山浄水場』管理本館および『庄内広域水道朝日浄水場』管理本館に太陽光発電設備を設置しました。

■県営太陽光発電所 
 村山市の元園芸試験場村山ほ場に、最大出力1,000kWの大規模太陽光発電所を建設しました。年間発生電力量は1,050MWhを想定し、これは一般家庭約310戸分に相当します。
 設置予定場所は、積雪が多く、日照時間が短いなど不利な環境ですが、太陽光パネルの高さや角度を工夫することなどにより対応しています。
 民間参入を促すため、この取り組みによる実証データを公表しています。
 
県営太陽光発電所1
 
設置場所村山市楯岡地内(元園芸試験場村山ほ場跡地)
用地面積約2.6ha
最大出力1,000kW
年間発電電力量1,050MWh(一般家庭約310戸分の年間消費電力量)
概算工事費約5億円
売電方式固定価格買取制度
備考詳細はこちらを参照ください
 
■遊摺部浄水場 太陽光発電設備(酒田工業用水道)
 平成24年度に、酒田工業用水道遊摺部浄水場の管理棟屋根に、最大出力10kWの太陽光発電設備を設置しました。
 これにより、浄水場で使用する電気料金の低減を図るほか、停電時には、復旧作業等に最低限必要な電力をまかなうことができます。
遊摺部太陽光設備1
設置場所酒田市遊摺部地内(遊摺部浄水場)
最大出力10kW
年間発電電力量10,512kWh(一般家庭約3戸分の年間消費電力量)
事業費13,755千円
売電方式なし(自家消費)
備考詳細はこちらを参照ください

 

■金山浄水場 太陽光発電設備(最上広域水道)
 平成26年度に、最上広域水道金山浄水場の管理本館の壁面に、最大出力11.5kWの太陽光発電設備を設置しました。
 当設備は、大規模災害等により長期間の停電が発生した際に、復旧の中心となる金山浄水場の機能を維持するのに必要な情報収集・通信設備等の電源を確保することを目的として、グリーンニューディール基金を活用して設置しました。
金山浄水場太陽光
設置場所金山町大字上台字荒屋山地内(金山浄水場)
最大出力11.5kW
年間発電電力量約7,000kWh(一般家庭約2戸分の年間消費電力量)
事業費およそ23,000千円
売電方式なし(自家消費)
備考 
 
■朝日浄水場 太陽光発電設備(庄内広域水道)
 平成26年度に、庄内広域水道朝日浄水場の管理本館の壁面に、最大出力11.5kWの太陽光発電設備を設置しました。
 当設備は、大規模災害等により長期間の停電が発生した際に、復旧の中心となる朝日浄水場の機能を維持するのに必要な情報収集・通信設備等の電源を確保することを目的として、グリーンニューディール基金を活用して設置しました。
朝日浄水場太陽光
設置場所鶴岡市行沢字上野地内(朝日浄水場)
最大出力11.5kW
年間発電電力量約7,000kWh(一般家庭約2戸分の年間消費電力量)
事業費およそ24,000千円
売電方式なし(自家消費)
備考詳細はこちらを参照ください

風力発電の取り組み

 山形県は、特に庄内地域において風況状況が良好であり、平成22年度の環境省の調査によると、都道府県別で比較した風力発電の導入ポテンシャルは、全国7番目に大きい県とされております。

 企業局では、「山形県エネルギー戦略」に掲げた目標達成に向けて、県自ら先導的な役割を果たすため、『県営風力発電事業(仮称)』に取り組んでおります。

神室発電所笹野小水力平田小水力天童量水所鶴岡量水所太陽光発電所遊摺部太陽光風力

■県営風力発電事業(仮称) 【計画中】
 企業局初の風力発電所として、酒田市浜中地内に、最大出力6,900kW(2,300kW×3基)の風車の導入を計画しています。年間発生電力量は14,500MWhを想定し、これは一般家庭の約4,300戸分に相当します。
現在計画中
設置場所酒田市浜中地内
方式
蓄電池等併用型 出力変動緩和制御型風力
(風の強弱により風力発電の出力が変動するのを防止
するため、蓄電池の充電及び放電により、出力の変動
を緩和する方式)
最大出力6,900kW(2,300kW×3基)
年間発電電力量14,500MWh(一般家庭約4,300戸の年間消費電力量)
売電方式固定価格買取制度

 


 

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