ホーム > 知事室 > 県議会での知事説明 > 県議会知事説明要旨2013年 > 12月定例会 (2013年12月3日)

12月定例会 (2013年12月3日)

知事室タイトル

県議会12月定例会 知事説明要旨

(2013年12月3日)

県議会12月定例会の開会にあたり、提案いたしました議案の説明に先立ち、経済の動向並びに当面の県政課題について、御説明申し上げます。

【経済の動向】

はじめに、経済の動向について申し上げます。

我が国の経済は、緩やかに回復しつつあります。生産は緩やかに増加し、雇用情勢は改善しており、消費は持ち直しの傾向にあります。消費者物価につきましては、先行きも含め底堅さがみられます。

本県経済をみますと、個人消費は緩やかに持ち直し、生産は下げ止まっており、雇用情勢は着実に改善しているなど、全体としてこのところ持ち直しの動きとなっております。

なお、先行きにつきましては、消費税率引上げに伴う駆け込み需要も見込まれ、また、欧米や中国をはじめ海外経済の影響も懸念されますが、家計所得や投資の増加傾向が続き、景気回復の動きが確かなものとなることが期待されます。県としましても、こうした動きをしっかりと支えていくための施策展開に引き続き力を入れてまいります。

【当面の県政課題】

次に、当面の県政課題について申し上げます。

はじめに、「肘折希望(のぞみ)大橋」の開通について申し上げます。

大蔵村肘折で工事を進めておりました「肘折希望(のぞみ)大橋」が先月30日に開通いたしました。

昨年春に発生した大規模な地すべり災害からの復旧対応として、本格的な冬が到来するまでに通年通行が可能な唯一の道路を早期に復旧させなければならない中での時間との戦いであり、土日返上の24時間体制での工事進行や、今年7月の大雨など、大変厳しい現場条件でありましたが、完成に至ることができました。工事関係の皆様、御理解・御協力いただきました地元の皆様はじめ関係機関の皆様、県議会の皆様に改めて感謝を申し上げます。

橋の長さは240メートルで、この橋の構造形式である「鋼製(こうせい)ラーメン桟道橋(さんどうきょう)」としては日本一の長さとなります。また、橋名板(きょうめいばん)のバックライトとして有機EL照明を使用しており、屋外での実用化は今回が世界初の試みとなります。こうした特徴のある橋を肘折温泉の新たな観光資源として大いに活用していただき、県内外からより多くの観光客の皆様にお出でいただきたいと考えております。

次に、米政策の見直しについて申し上げます。

先月26日に開催された政府の農林水産業・地域の活力創造本部において、経営所得安定対策の見直し及び日本型直接支払制度の創設に関する制度設計の全体像が決定されました。この全体像は、産業政策と地域政策を車の両輪とする、攻めの農林水産業のための農政の改革方向を踏まえたものとされておりますが、米政策の見直しをはじめ、水田農業を基幹とする本県農業の今後のあり方や方向性、施策等を左右するものであり、本県の耕地面積の約6割を占める中山間地域の農業や農村、地域コミュニティに大きな影響を及ぼすことが懸念されます。

また、先月29日には、農林水産省から本県の平成26年産米の生産数量目標35万8,570トンが提示されました。米の過剰基調の強まりにより生産調整が強化され、本年度よりさらに、2,630ヘクタールもの水田で、主食用米以外の作物に転換することが求められるものであります。

このような米を巡る大きな情勢変化は、生産現場の大きな戸惑いにつながり、水田農業の将来像が見えず不安だとの声も多くお聞きしているところです。

そのため、本県では、先月から市町村、農業団体、県の実務者によるプロジェクトチーム会議を継続して開催するとともに、県米政策推進会議において、学識経験者や農業者、農業団体等から幅広く御意見を伺い、市町村と情報や認識の共有に努めるなど、今後講ずべき対策について意見交換を進めているところであります。

先月19日の北海道東北地方知事会議においても、米政策を巡る議論を行い、生産調整等の見直しにあたっては、生産現場をはじめ広く意見を聴き十分に議論・検討を行うこと、米価下落に対するセーフティネットの整備や十分な経過措置・激変緩和措置を講ずることなど、政府に対する5項目の要請を決議いたしました。

本県の基盤産業である農林水産業は、食料を供給するだけでなく、美しく豊かな自然を守り、農村の伝統文化を継承するなど、多面的な機能を担っております。今後とも「新農林水産業元気再生戦略」を基本に、農林水産業の体質強化・競争力強化を図りながら、そして何より生産者が将来に希望を持ち、活き活きと農林水産業に携わっていけるよう、しっかりと取り組んでまいります。

次に、山形~羽田便の2便化の実現について申し上げます。

山形空港は、本県の産業・経済の活性化や国内外との交流拡大に大きな役割を担うべき空港でありますが、近年は路線数・便数が減少し、特に羽田便については、午後1便のみの運航となっており、首都圏との日帰りが可能な複数便化が強く望まれておりました。

こうした中、今般、国土交通省が実施した「羽田発着枠政策コンテスト」において、本県が山形空港利用拡大推進協議会、東北観光推進機構及び日本航空と共同で行った提案が選定され、来年3月末に「山形~羽田便の2便化」が実現することとなりました。

複数便化は、平成11年に1便運航となって以来、15年の長きにわたり、県を挙げて要望し続けてきた悲願であります。このたびのコンテストにおいては、私自身も、日本航空を訪問し、本県との共同提案を要請し、また、国土交通大臣に対し直接要望を行うなど、地元関係機関と連携しながら積極的に働きかけを行ってまいりました。

今後は、新たな観光需要の開拓やビジネス需要の掘り起こしなど、より一層の利用拡大に関係者一丸となって取り組み、2便運航の維持はもとより、機材の大型化など、さらなる路線の充実を目指してまいります。

次に、第69回国民体育大会冬季大会スキー競技会「やまがた樹氷国体」の開催準備状況について申し上げます。

来年2月21日から4日間、山形市及び上山市を会場に開催される「やまがた樹氷国体」につきましては、先月26日に県の実施本部を設置し、国体本番に臨む体制を確立するなど、準備は順調に進んでおります。また、大会に臨む本県選手につきましても、県とスキー連盟が一体となって海外遠征等を行うなど、強化に取り組んでいるところであります。

大会参加総数は延べ3万人が見込まれており、全国から参加される選手や役員の皆様に、食や温泉など、本県の魅力をお伝えするとともに、山形らしい温かなおもてなしでお迎えし、山形の素晴らしさを感じていただけるよう、そして、本県選手の活躍が県民に夢と希望を与え、県勢発展の大きな弾みとなるよう、関係機関・団体との連携のもと、全力で準備を進めてまいりますので、引き続き、御支援と御協力をお願い申し上げます。

【議案の概要】

次に、このたび御審議いただきます議案の概要について御説明申し上げます。

提案いたしました議案は、平成25年度一般会計補正予算など、25件であります。

まず、一般会計補正予算について申し上げます。

今回の補正予算は、人件費や雇用対策経費の補正などを行うもので、一般会計補正予算総額は、37億2,400万円の減額となり、今年度の累計予算額は、6,190億8,900万円となります。

このうち、人件費の補正につきましては、8月臨時会で御可決いただきました「知事等及び職員等の給与の臨時特例に関する条例」の実施を反映いたしますとともに、学級編制の確定等に伴う職員の異動等を踏まえた補正額を計上しております。

繰越明許費の補正につきましては、7月の豪雨災害に対応するための復旧事業など、優先して執行すべき公共工事の事業量が増大していることを踏まえ、事業量の平準化を図る観点から、早期に繰越明許費を計上するものであり、総額で248億2,600万円余を追加いたします。

債務負担行為の補正につきましては、起業支援型雇用創造事業など2件の雇用対策事業を追加するほか、いわゆるゼロ県債として5件で4億円を計上するなど、あわせて9件を追加いたします。

土地取得事業特別会計など3特別会計及び電気事業会計など4公営企業会計の補正予算につきましては、人件費等を補正するものであります。

次に、予算以外の議案の主なものについて申し上げます。

山形県職員定数条例及び山形県警察職員定数条例の一部を改正する条例の制定につきましては、地域主権時代の県政運営指針(山形県行財政改革推進プラン)に基づき職員数を削減したこと等により職員の定数を引き下げる等のためのものであります。

山形県職員等の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、平成25年10月7日付け山形県人事委員会の勧告等にかんがみ、職員等の平成26年4月1日における号給の調整を行う等のためのものであります。

山形県河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例の制定につきましては、河川法の一部改正に伴い、流水の占用の登録を受けた者から流水占用料を徴収するためのものであります。

山形県税外収入金延滞金等徴収条例の一部を改正する条例の制定につきましては、県が徴収する税外収入金に係る延滞金の額を計算するための割合について、納期限の翌日から1月を経過する日までの期間において引き下げる等のためのものであります。

山形県公害審査会委員の任命につきましては、任期満了となる委員のうち7名の再任と新規委員3名の任命について、御同意をお願いするものであります。

以上が、今回提案いたしました議案の概要でありますが、内容の詳細につきましては、議事の進行に従いまして、関係部課長より御説明申し上げますので、よろしく御審議のうえ、御可決くださいますようお願いいたします。


 

この記事に対するお問い合わせ

このページの先頭へ

ナビゲーション